慶吟会はこんなところ!【2024年度】

「詩吟」ってなに?

 詩吟(しぎん)は道具の要らない、誰でもできる伝統芸能です。漢詩や和歌にフシをつけ、お腹から思い切り声を出すだけ。日本や中国の漢詩文を主に扱いますが、和歌や現代詩もカッコよく吟じることができます。一人でたっぷり聴かせる「独吟」と複数人で声を合わせて吟じる「合吟」があり、どちらもつい聞き入ってしまう独特の音律が魅力的です。

 お祝い事や宴会での芸として鉄板ですが、歌のうまさは関係なく誰でも気持ちよく健康的な発声ができることから、近年は健康法としても見直されています。

 

慶應唯一の詩吟サークル「慶吟会」

〈経緯〉

 慶應義塾大学詩吟愛好会「慶吟会」は慶應唯一の詩吟サークルで、その歴史は1959年までさかのぼります。1984年までは学生吟詠の一翼を担う存在でしたが、現役生の減少に伴い衰退しました。2005年にはOB会のバックアップによって現役生を集め再興に至りましたがその後は不定期の活動が続き、2020年に現役生が卒業したのを最後に活動が止まっていました。

 漢文研究の権威である佐藤道生教授が在任中は、顧問として勉強会を開くなど活発に活動されていました。退任後、明治期の日本漢文が専門の合山林太郎教授が後任として顧問に就任しました。合山先生が漢文や詩吟に興味のある学生を8名ほど集め、慶吟会は202312月に非公認団体として認可されました。

〈活動内容〉

 年6回ほど勉強会を開催する予定。公益財団法人出版のテキスト「はじめての吟詠」を使い、初歩的な吟題に文学・芸能の両面からアプローチします。顧問の合山教授による漢詩文の解説と、代表の相澤による基礎的な発声技術を共有し、詩吟を全く知らない部員でも詩吟に親しんでもらえるよう活動しています

 ほかには、OB会の愉快な皆様との親睦会に参加したり、三田祭など発表の場も狙っています。

 また、2025年度には公認団体に認定される予定なので、以降は他団体との交流も積極的に行っていくことを視野に入れています。慶應で活動している多数の日本伝統芸能サークルとの共同発表や、他大学の詩吟愛好会とのコラボも目指します。


どんな方でも大歓迎!

 慶吟会は、趣味にちょうどいいストレスフリーな緩さで活動しています。

 もちろん未経験者大歓迎!漢詩や芸能に興味がある、友達が欲しいなど理由不問。居心地のいい環境であなたを待っています。


 活動に興味のある方は、
  keiginkai2024@gmail.com まで、ご連絡をお願いいたします。

(2024年度 代表:相澤)

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